40億年ぶんの道

陸へ上がった生き物

生命が生まれてから30億年以上のあいだ、生き物の暮らしの中心は水の中でした。陸は、強い日差しと乾燥にさらされる、厳しい場所だったからです。やがて植物が先に陸へ広がり、そのあとを動物が追いかけました。

陸に暮らすむずかしさ

水の中では、体が乾く心配がなく、浮力が体を支えてくれます。陸に上がると、そうはいきません。体の水分を守り、自分の重さを支え、空気から酸素を取り込まなければなりません。陸に上がった生き物は、どれもこの問題をそれぞれのやり方で解いてきました。

植物が先に上がる

陸上植物の胞子の化石は、約4.7億年前の地層から見つかっています。最初の陸上植物は、コケのなかまのような、背の低い植物だったと考えられています。

やがて植物は、水を運ぶ管を体の中に持ち、背を高くしていきました。約3.85億年前には、木のような植物が森をつくっていました。植物が陸をおおうと、そこが動物の食べ物とすみかになります。植物の根は岩を崩して土をつくり、陸の景色を大きく変えていきました。

最初に上がった動物

陸に上がった最古級の動物は、約4.3億年前のヤスデのなかまだと考えられています。かたい殻を持つ節足動物は、体が乾きにくく、陸の暮らしに向いていました。のちに昆虫が現れ、空を飛ぶ最初の動物になりました。

ひれから足へ

背骨のある動物で陸へ上がったのは、四足動物(あしが4本ある動物)の祖先です。約3.75億年前のティクターリクは、魚と四足動物の中間の特徴を持っています。うろこやひれを持つ一方で、首を動かすことができ、ひれの中には、しっかりした骨がありました。浅い水辺で、ひれで体を支えていたと考えられています。

こうした動物から、両生類のなかまが生まれました。ただし両生類の卵は、カエルの卵のように水の中で育つ必要があり、水辺から遠く離れることはできませんでした。

殻のある卵

陸の暮らしを大きく広げたのが、殻のある卵です。卵の中に、赤ちゃんを包む膜と水分をたくわえる仕組みを持つことで、水辺から離れた乾いた陸でも卵を産めるようになりました。こうした卵を産む動物を有羊膜類(ゆうようまくるい)とよびます。

有羊膜類は約3.1億年前に現れ、まもなく爬虫類の系統と哺乳類の系統に分かれました。爬虫類の系統からは、のちに恐竜と鳥が、哺乳類の系統からは、わたしたち人類が生まれます(恐竜の時代から人類まで)。

ゲームでは

魚から四足動物へ進む進化の決断は「上陸」です。陸に植物が広がっていることが条件で、約3.75億年前から来ます。四足動物になると、約3.15億年前から「卵の殻」の決断が来て、ここで爬虫類の道と哺乳類の道に分かれます。

本線のほかに、陸上植物から森をつくる木、花を咲かせる植物へと進む植物の道や、節足動物から昆虫へと進む道もあります。どちらも、今日まで生き延びる別の終わり方です。

年代は推定値で、研究によって幅があります。

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